(1番)
月に照らされた カレンデュラ
太陽に似た 大輪(たいりん)の花
静かな思いを 胸に秘め
黄金の色 陽だまりの色
隣に佇む 小さな花
一緒にひもとく 物語り
春の匂いに 囲まれて見る
永久(とわ)の空と 小さな庭で
僕は噺(はなし)を綴る
がらくた集めた言葉の海原(うなばら)
零れ落ちた 太陽の唄は
雨となって 大地を潤す
君と出逢えたこの場所に
一輪咲いたカレンデュラの花
(2番)
暗闇の中に 輝く
星の流れを 2人で見てた
綻びはじける 命の輪
消える灯火(ともしび) 追いかけていた
乾いて色づく 君の身体
近付く終わりは 止まらない
手に触れた葉の 命の流れ
「最後だね」と そう囁いて
指に力を入れた
夢のカケラは 別れの悲しみ
坂の先で 待っているのは
土を覆う 白銀の世界
雪に染まったこの場所に
種を落としたカレンデュラの花
(Cメロ+サビ)
手の中で解(と)けた あの花は
彼方へ消えた 届かない手で
縋(すが)る僕に 別れを告げ
あの花言葉は なんだったっけ
つぎはぎ作った 琥珀(こはく)の軌跡(きせき)に
鳥は海へ 魚は空へと
一人はきっと さびしいけれど
君との思い出の場所に
一面咲いたカレンデュラの花
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