Ｓ
ゆっくりと流れていく時
ふんわりと風の香り
そうだ忘れかけていた
暇だけど何もしない
その空気懐かしくて
なぜかとても優しくて

Ａ
思いつき公園へ
足を運ぶ
ブランコが温かく
森林浴
ふと隣振り向けば
「初めまして」
少しだけ話(はなし)して
お別れした

Ｂ
家に帰ると
皆の姿
誰も見えない
はずだったから

Ｓ
妹の小さな手が
私へと伸びてきたの
私今はここにいる
お母さんなでてくれた
少し場所違った手は
胸に強く響いてた

Ｃ
おなじことをして
同じ時を過ごして
一方通行それでもいいの
まだ帰りたくないから

Ｓ
見えないよ姿はない
じんわりと地面揺れる
涙今は枯れたはず
見えてるよ空からでも
全員の明るい顔
いつか声を伝えたい

「私楽しかった」って