A
幅だけが小さくなっていく道
きっとこれからも独り占めなんだろう
眼は相変わらず重たいけど
目を合わせる人も居やしないから
B
誰もが避けていく
後ろ向きでしか進めない僕を
誰かに届いて欲しいんだ
僕だって本当は
S
大した事もしないくせに
評価されないって嘆いている癖に
天才が軽く溢れるこの世の中で
僕も言われたいんだ
「匿名からの応援を」
A
理想だけが肥大する子供みたいに
叶いますようにって祈るのは何にだろう
現実の虚しさに潰されそうで
どこまで生きても独りは傲慢なまま
B
誰もを恨んでしまう
後ろにすら歩けない僕は
誰かに壊して欲しいんだ
言い訳にしている臆病な殻を
S
きっといつまで経ったって
泥水みたいな底辺を彷徨う 何処までも
親指が同じ方を 向いたって
水に映る空は
僕が思うより明るいだろう
S
飾ってばっかの笑顔で
吃り散らかした言葉たち揃えて
いったい何が伝えたいんだ
偉大なサルどもに倣えって
ここらでいっそ喚こうぜ
結局は音だけが僕の正義だろ
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