「なぁ、ルカ殿。」

キッチンから出てきたルカにがくぽが話しかけた。

「何?」

「今日、何の日だか分かっておるか?」

「さぁ?」

その答えを聞き、顔をしかめる。

「じゃあ、今日は誰の誕生日だ?」

「さぁ?」

今度は不機嫌そうにルカを見上げた。

「……もう良い。」

拗ねちゃった?とルカの楽しそうな声が聞こえる。

「嘘よ、がくぽの誕生日でしょ?」

「わ、分かっておるなら早く言え!!」

「ちょっと遊んでみただけよ。」

「人で遊ぶでない!!」

クスクスと笑い、がくぽのいるテーブルのイスに腰かけた。

「そういえば、リン殿やミク殿は?」

「あぁ、買い物に行ったわよ。」

「プレゼントを買いにか?」

「なわけないじゃない。リンはレンと出掛けて、ミクは…」

「ミク殿は何だ?」

「カイトを連れ回してるわ。まったく…カイトもミクに甘いんだから…」

「ならばルカ殿は出かけぬのか?」

「出掛けてほしいの?」

「いや、1人は嫌だからな。することがない。」

「ふーん…」

「で、ルカ殿。プレゼントは?」

「は?」

「だから我のプレゼントだ。」

「あるはずないじゃない。」

「……グミ殿の時はあんなに祝っていたというのに…」

「あら、私がいるだけじゃ不満?」

「不満ではないのだが…」

「ならいいじゃない。何か食べたいものある?作るわよ。」

「ならば茄子の味噌汁が良い!!」

「茄子?あったかしら…」

「茄子なら我の部屋にイッパイあるぞ!!」

「…何であるのよ…」

「ルカ殿、よろしく頼むでござる!!」

「はいはい。」








◇おまけ◇

「あれ、ルカ姉。」

「な、なすもう無理…」

「がくぽに付き合わされたみたいだね…」

「だから買い物いっしょに行こって誘ったのに…」

「リン、巻き込まれるから早く部屋に戻ろう。」

「そうだね。」

「ルカ殿、茄子がまだ余っているのであろう?」

「もう無いわよ…」

「あるではないか、まだまだ。」

「私には見えないわ…」

「?」







fin.

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

がくぽ誕!

ルカ姉不憫だ…
ルカはSキャラで通そうとおもったのになぁ。

閲覧数:406

投稿日:2011/07/31 10:24:29

文字数:891文字

カテゴリ:小説

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  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    ルカ姉不憫ww
    がくぽってギャグ要員だよねwwww

    私も書かなきゃいけないんだけど、がくぽの口調がイマイチわからないんだよね(^^;

    2011/07/31 13:34:15

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