ネムノキ

秋されの空 鈴虫の音と 心地よい風が吹く部屋の窓際で
白い紙と使い慣れたペンでお気に入りの表情を描いている
いつの間にか歩き出した この子は道の途中で
覚えたての楽器をもって演奏して歌を聞かせてくれた
季節に置いてかれた ネムノキがぽつり 何度も同じフレーズにつまずいた
戻ってまた確かめて弾いて 指が痛くなっても
沢山練習してる

聞いてよ!やっとね、弾けたんだよ。 
こんなに喜び跳んではしゃいで
このままどこかへ届けたくて
お互い嬉しそうに耳をすました

まるで隣で歌ってくれたように 
ヘッドフォンから聞こえてくる 君のメロディ
幸せそうだったり 苦しい表情だったり
遠い街から渡り回った糸で繋ぎ
同じ長さで並び合って

好きな花教えて この辺に重ねて
混ざり合う秋されの詩 一緒に奏で合う音が鈴虫のように 

まるで隣で弾いてくれたみたいに
ヘッドフォンから聞こえてくる 君のメロディ
楽しそうだったり 悲しい表情だったり
遠い街から渡り回った糸よ 途切れないで

同じ長さで並び合った
糸の様に

秋されの空 鈴虫の音が 心地よいリズムで部屋を後にして
季節に置いてかれた ネムノキもやっと 眠りについたようです
ゆっくりと歩き出した 私は道の途中で
覚えたての君のメロディを口ずさんでいました

やがていつしか新たに生まれますように
ヘッドフォンから届いてくる 君のメロディ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ネムノキ

閲覧数:220

投稿日:2012/10/01 21:28:11

文字数:601文字

カテゴリ:歌詞

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