雷様におへそを盗られる
本気で信じていたあの頃は
何処の誰に奪われてしまったんだろう
分からない
この広い空に浮かべた雲は
大海を彷徨う筏みたい
遭難して助けを求めているのに
誰も来ない
遠い空の上からなら私が見えるかな
雷鳴響かせてさぁ私を撃ち抜いてみせて
サンダーボルトの電流が私の体を駆け巡る
それでもひたすら耐え忍ぶなんてできる訳もない
何十億個の細胞が私を見ろと叫んでいる
この物語のヒロインは他の誰でもない私だ
神様が八百万もいるなら
私もその一人になれるかな?
幸運のなんとやらには程遠くて
笑えない
この小さな地球(ほし)に生まれ落ちた
私だけが特別ではなくて
森の中カサカサ言う落ち葉みたいに
気付かれない
白い雪が降り始める季節が訪れて
春風息吹くまで あぁ 涙も寒さに震えた
30ボルトの電流じゃ私の心は溶かせない
冷たい手 擦り合わせても温もりは届かなくて
何十億年も前から凍てつく宇宙(せかい)で生きてきた
この地球(ほし)には太陽がいた 私にも誰かいないかな
いつまでもただ一人 手と手を合わせ祈り
誰かといたい気持ち きっといつかは実り
雷様がぴしゃり 落とした空に光
心の傷の痛み 治して進め 未来
サンダーボルトの電流が私の心を溶かすならら
力の限り叫んでみる 誰でもいいから気付いてよ
何十億もの人類が 生きるこの地球(ほし)の真ん中で
産声のような歌声を 一人ひとりに届けるから
(いつまでもただ一人 手と手を合わせ祈り
誰かといたい気持ち きっといつかは実り
雷様がぴしゃり 落とした空に光
心の傷の痛み 治して進め 未来)
舞台の上で一人 歩んできた道のり
まるでアイドル気取り 何十億の瞳
独り占めしてみたい なんて贅沢みたい
幸運を呼ぶ女神 なれるはずだと願い
右も左も二人 届くなら手を繋ぎ
耳にも残るくらい 繰り返し唄歌い
デフォ子もモモもテトも サナもめろりも笑う
めろともナナもマコも 私も君も笑う
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