今、転がる日々の中で
ありふれている カフェラテの匂い
溶ける砂糖の気持ちなんて
誰が気に留めるものでしょうか
回るスプーンの音 聞きながら
アラームの鳴る時間を越して
生温くなったから放って置いて
誰が気に留めるものでしょうか
何処に行っても付いてまわる思想の煙り
胡散臭くて鼻を摘んで生きたいのです
誰もが忘れた秒数を刻んで
縛った いつかの心臓を解いて
言葉の意味は少しずつ変わっていく
古い映画の魔法に掛けられて寿命を延ばした
僕のいたずら
無効になった鋼鉄の朝
それすら過ぎて ぼろぼろで呼吸を繋ぐんだと
星明かりに照らされて踊ってみよう
あの川の向こうへと行きたいね、と
騒がしいノイズに裂かれる声が僕らだった
君が僕の手を遮って旅立とうとも見送るさ
僕が君をひとりぼっちにする事は ありえないよ
きっと飲み干せないほどの未来がそこにあったんだと
喉が潰れそうに 喉が潰れそうになって
言葉の意味は少しずつ変わっていく
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想