愛が欲しいならどうぞ
僕が欲しいのは愛じゃない
赦されたいならそっとそのペンを
赦すほどの罪はないけれど

大好きなメソッド
得意気な打鍵
真夜中の庭にバラ撒くティセラ
壁を築いて星を描き殴った

孤独に誰も彼も惹きつけて
劇場の椅子にはいつも誰かいて
舞台に呼ばれ手を繋いだ
あれが孤独ならここにあるのは
なんだろう

幸せが欲しいなら
そこに誰かいるのでしょう
間違えた筈は無いと
縋る名前の誰かは
僕じゃないのでしょう

置き去りのゲイズ
寂し気な余韻
遡る度にズレてく朝の
扉を開けて硝子を踏みしめる

ここから何処にでも行けたなら
手を繋ぐよりも素敵なことでしょう
羨む羽根は青く染まり
遠くへ逃げて行くだけ

ひとりでも歩いて行けないなら
ふたりでも歩いて行けるわけないと
強がりの椅子に掛けて朽ち果てる
その日を受け入れたかったよ
暗がりは影を飲み尽くしてほら
月は満ちる さあ

もう戻れないほどここに居る理由は
空になってたと分かるのでしょう
幸せなタイル伝い逃げ出した日の
正しい僕なら出来るはずさ

ズレていく回廊 瞼には虚空
上手に騙されてくれるだけでいいよ
人形だって手を叩き微笑む
こんなのじゃ息も出来ないから

愛が欲しいならどうぞ
幸せが欲しいのでしょう

置き去りの椅子に枯れて朽ち果てる
その日をそっと待っていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

Ballad for crybaby

閲覧数:102

投稿日:2016/08/22 00:16:42

文字数:574文字

カテゴリ:歌詞

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