真夜中の小雨は冷たくて 僕の心を凍てつかせてゆく
あなたの姿が見えなくて 僕は
この場所は汚れすぎていて 汚れのない君にはそぐわない
真夜中の闇にあなたの姿 光を探す
今 この場所など 雨に濡れた僕は
惨めで小さくて 君に逢いたくて
想いはつのるばかりで
思いはとどかぬだけで
想いは恐ろしいだけで
真夜中の歌声は寂しくて 僕の心を砕いて消える
あなたの姿が見えなくて 僕は
今 哀しみなど 何処にもいらなくて
だけれど汚れてる 僕は要らなくて
真夜中の僕らは哀しくて 膝まで届く涙に浸る
子猫の鳴き声だけ響く中 僕は
想いはつのるばかりで
思いはとどかぬだけで
想いは恐ろしいだけで
真夜中の小雨は冷たさを増し
闇に沈む街を浸水してゆく
ああ、もう僕たちの居場所など
この世界の何処にもないのだろう
この真夜中の小雨だけが 全てを知っている
真夜中の小雨α版
兄から「この詩の感じで」と頼まれた原案です。
元々小説の中の歌詞にするつもりでした。
そしてさらに元をたどると私が見た夢からできた作品です。
兄の手によって没にされた可哀想なβ版はこちら
http://piapro.jp/a/content/?id=syjvkwltcnmmwfi8
馬鹿みたいにながい童話部はこちら
http://piapro.jp/content/ava3pbjgbz95nct7
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