散りゆく花弁を見ていてふと思う
 これは私なのかな
 輝く瞳に残された残酷な春の華

 ゆがむ世界に残された
 私と言う名の存在が全てを照らしきれずに
 人に頼るだけしかしていない
 
 輝いた瞳を忘れてた
 あの時の私は今はなくまだふわふわと彷徨って
 言葉も浮かばずに漂ってる

 君に見せたくもない
 過去の私を振り返り
 残念なことばかりって思ってた

 散りゆく花弁を見ていてふと思う
 これは私なのかな
 輝く瞳に残された残酷な春の華

 ひずむ世界に放られた
 桜という名の存在が全てを照らしきって
 自分をすごいと思う

 弱い自分を隠してた
 あの時の私は今はなくただうわついていて
 昔の努力を無駄にした

 君に見せたくもない
 過去の私を振り返り
 なんて未熟なんだって思ってた

 散りゆく分身を見ていてふと思う
 これは私じゃない
 咲き誇る春に残された私じゃない誰か

 ある日 私は私と出会い
 ある日 私は私と遊び
 ある日 私は私と別れ
 昔の自分を思い出した

 咲き乱れる花を見ていてふと思う
 これは私なのかな
 綺麗なピンクに染め上げられ
 これがもし私だとしたら
 もう充分なのかな

 もう私に誇れるのかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

私と桜

 女性と桜を描いた物語です。
 女性も桜も、一人称を私と置き、桜は私で、私は桜という複雑な感情を含んだ歌詞に仕上げています。
 ハッピーエンド……なのかなこれは?

閲覧数:91

投稿日:2009/08/21 19:18:21

文字数:528文字

カテゴリ:歌詞

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