舞い上がる思い出の欠片
記憶の隅に追いやられても永遠に瞬き続け
この身を震わせる

もうどれだけ前になるのか覚えなくて
いつのまにか手は離されていてここにいなかった
足掻いてみたでもあなたには届かなかったみたい
覚えてない何を言われて何を見てたのかも

空が白むまで指折り数えた二人の長い時間に
あなたはもう過去だってきちんと付箋を貼って
何重もの鍵で頑丈に胸の奥に仕舞い込んだ
開けた覚えなど夢の中でさえないのに どうして

さよならを聞いたその時に追いかけていればよかった
この手はまだ届く距離にいて 離さないでと言えたのに

触れれば壊れそうな灰色がかった苦い思い出をまた噛み締める
欠片は互いを引き寄せる様に

仕舞いこんだはずに思い出にかけた鍵が気づけばここにある
鍵に触れた手はあの時のぬくもりさえ感じている
光は記憶を呼び起こすように胸の奥まで照らしていく
隠れてる気持ち 全て曝け出す 見ないで! 見せないで・・・

あふれてくる光の連鎖は舞い上がり記憶の片隅で
あわく光り続けながらこの手からこぼれ落ちた
舞い上がって散っていってほしい
記憶からあなたの影と共に
願いはむなしく響くだけ
永遠に瞬き続ける

私の苦い水の上で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

firefly*

砂糖煮@ビタミンP時代のセルフカバー

閲覧数:140

投稿日:2014/04/06 21:06:41

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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