リンは必死で走った。
そして行き着いた先は・・・・
・・・車の往来が激しい十字路だった。
リンは後ろを振り向く。
レンが凄まじい速さで近づいてくる・・・
リンは慌てて道路に飛び出す・・・
リンが横を見ると車がせまって来るのが見えた。
時が経つのが遅く感じる・・・
・・・車体がリンのからだにふれる・・・
・・・リンの体が宙に跳ね飛ばされる・・・
・・・硬い地面に叩きつけられる・・・
・・・痛みとともに、意識が遠のく・・・・
・・・そこにレンが追いつく・・・
・・・鎌を振り下ろす・・・
鎌がリンの躯にふれる瞬間レンは意識がもどる。
だがもう鎌は止まらない・・・・・
・・・・・・・・トン・・・・・・・
鎌の刃先が地面にふれる音が響く・・・
鎌とマントがきえる・・・
やっとのことで追いついたミクの表情が凍る・・・・
レンは紅く染まってしまったリンのリボンにナミダを零した。
少しして救急車が駆けつける。
一部始終を見ていた誰かが連絡したのだろう。
・・・・何時間経ったのだろう・・・
ようやく手術室のランプがきえる。
医師の言っていることは二人の耳には届いていなかった。
二人はミクの家に行くことにした。
ナミダが枯れてしまった二人には表情と言うモノは存在しなかった。
・・・・ピンポーン・・・・・
玄関のチャイムが静寂を引き裂く。
ミクがドアを開けるとそこにはカイトとメイコが立っていた。
ふたりとも、いつもの騒がしい雰囲気はなかった。
メ「あ、あの・・・リンちゃんが・・・哀しい事態になったって聴いたから・・・」
カ「・・・・・・・・」
メ「カイトもなんか言いなさいよっ」
カ「・・・・・・・・」
その瞬間、しびれを切らしたメイコの蹴りがカイトの背中を直撃する。
メ「あんたねぇ自分の友達が死にそうなのによくもそう黙って・・・」
ミクの絶望した顔がメイコの視界に入り、メイコは理性を取り戻す。
メ「ごめんなさい・・・私・・・」
ミ「いいよ・・・さあ、入って・・・。」
ミクは精一杯の作り笑いをしながら二人を促した。
つづく
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ご意見・ご感想
ヘルケロ
ご意見・ご感想
このあとが怖い…………
続きが……
というかFOX2さんの長文の後なのに、言うことが……
2009/08/03 22:13:03
FOX2
ご意見・ご感想
どうも。FOX2です。
短編シリアスものですね。分かります。いえ、ダーク系でしょうか?
ここで一つご指導を。台詞の前に発言した人の名前の頭文字を置くこと(ミ「○○○○○○。」など)は、少し文の品質を下げてしまうかもしれません。
誰が何と言ったのか、誰が何をしているのか、どういう状況なのかということを台詞の前後に加えることで、あなたの文章は見違えるほど綺麗になるでしょう。
いつ、誰が、何を、どこで、どのように、という五つの基本さえあれば、小説のレベルは急上昇するものです。
あなたの力ならば、今すぐにでもそれが可能だと信じております。
近々コラボの方で「目標レベルの見本」として、一話完結の短編を投稿しますので、是非そちらもご参考ください。
では、失礼しました。
2009/08/03 16:09:42