華やかな着物 香る香(こう)
きらびやかな簪(かんざし)さし キセル持つ
僕を照らすは行灯の光
今宵も僕は蝶となろう


物心ついた時 僕はここに連れてこられた
最初は全てが嫌だった
だけど逃げられない
毎日泣いた 帰りたい 慰めてくれる人はいない
冷たい世界 怖いよ…


夜になると全てが変わる
灯りがともり三味線が音を奏でる
華やかな世界 心奪われる世界
ここの一番になる そう決めた

艶やかな着物を纏い 紅をさす
扇子を開き舞い踊る
お客に微笑み 僕は言う

「わたしは高いでありんすよ」

手を引かれて 奥の部屋
布団に寝かされ 上にのられる
僕は目を閉じ 切に願う
「僕は…蝶…蝶になるんだ」
そうして夜は更けていく


夢を見た
今の世界と違う世界の夢
僕はそこで笑ってた
本当の笑顔で…


気づいたってもう遅い
僕はもう虫かごの中 ここでしか生きられない
華やかな着物を纏い 紅をさす
造った笑顔を人に向ける

チリン チリンと鈴がなり
その音に合わせて僕は歩く
僕は…蝶になったんだ…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

花蝶

一番はじめに書いた歌詞がこれってどうなんでしょう…
遊郭の男バーションっていうイメージで書き上げたんですよ…;
そんな場所が本当に昔はあったんですよ?

別にレンじゃなくてもこれも誰でも良い感じがするけど…

閲覧数:139

投稿日:2009/01/05 15:43:40

文字数:455文字

カテゴリ:歌詞

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