声無き最期の言葉

暗い曲です。タイトル通りです。個人的には明るい歌より暗い歌の方が好きですが、ここまでくると病的と言えましょう。明るい要素など微塵もない歌ですので、予めご了承ください…。何というか、昨日は昨日で変なのばかり、今日は今日で真面目ながらこの有り様です、ほんとにすみません……。明るめの曲が出払ってしまったので、当分の間アップする曲は暗めの曲が続くと思います。ちなみに自分の体験とは全く無関係です。

<歌詞>
ただ一人落ちた深い闇に
互い支え合う人はもういない
悲しみは絶えることさえなく...
喜びは影すら現さず......


頬を流れる涙を雨が降り洗う
消え行く記憶　時間が流れ運び去る
夢・現実の間に残された心
過去に未来を失くした抜け殻の体

何処まで行けば闇を抜け出せるのか？
何処へ向かえば光に出会えるのか？

ただ一人置かれた現実に
夢を与え合う人はもういない
戻らない過去の笑顔だけが
闇の果てへ　未来への道標
時間は休むことさえせずに...
涙は乾くことを知らずに......


僅かに残る香りを風が吹き払う
過ぎ行く時間(とき)に鋭く爪痕を残し
愛・憎しみの間で鳴り止む足音
そして届いた声無き最期の言葉が

何を求めて人は生きてゆくのか？
何を果たして人は滅びゆくのか？

ただ一人残された世界に
愛を預け合う人はもういない
突然に牙を剥く運命(さだめ)に
抗うことさえもできないままに
希望は手に届くこともなく...
絶望は果てることさえなく......


あの時　あの場所　あの日の
あの出来事すべてが
心の古傷痛め続ける
果てない闇を続く路...
光求めてただ歩いてゆく......


ただ一人彷徨いゆく時間(とき)に
夢を語り合う人はもういない
幽かに目に映る人影は
記憶の奥底にある幻影(まぼろし)か

未来はまだ姿をも見せず...
過去の傷は癒えることもなく......


絶え間なく流れ落ちる涙　悲しみの底に失った笑顔
悲しみ闇の果てを信じて...
忘れた喜びの未来信じて......

作詞・作曲　Nen-Sho-K