わかってるよ
わかってるよだけど
あなたに何一つ返せない　気がして

不完全でも
不完全でもいいなら
私を一人にしないでください


青い波が砂をさらう
風が吹き抜けてく
広い海の向こう側に
あなたは今立っているの？

月がこぼす長い光が
心の奥　締め付ける
同じように　同じ光を
あなたもまだ見ていますか

不正解だらけの想いで
堪えなきゃだ
あなたが真っ直ぐ歩いてけるように

わかってるよ
わかってるよだけど
あなたに何一つ渡せない　気がして

不完全でも
不完全でもいいなら
私を一人にしないでください


白いドアをひとり叩く
音がただ響いてく
まだそこにいる気がして
開けて閉じてをくり返す

空白を受け止めるたび
宛を失った言葉が
同じ場所　行き止まりを
グルグルとずっと回ってる

こんな自分はいやなんだ　だけど
上手く笑えない私が
いてもいいと思ってくれますか

星空に
流れてくラインは
空に溶けていって見失う　だけど

本当に
嬉しかった記憶は
もう消えない場所に残っている　気がする


おやすみ
またね
新しい鍵を探しに行くね
でも今は


わかってても
わかってても人は
誰かを愛さずにいられない　だから

不完全でも
不完全でもいいなら
私を一人にしないでください