桜の花が風に乗って舞う様子を、私は眺めていた。もうすぐ私はこの学校を卒業する。

あの緊張した入学式。とても懐かしくかんじる。とにかく緊張と不安がいっぱいで、これからどうなるのかも分からなかった。
「あれからもう3年も経つんだなぁ…」
私は早く感じた。

学校で過ごしていて、嫌なことや嬉しいことがたくさんあった。体育祭の練習やテストに向けての勉強、先生の面白いお話を聞いて笑ったりクラスで遠足に行ったり色々あったが、これもみんな思い出になる。

嫌な授業のとき、それが最後になると聞くと、なぜだかとても寂しく感じた。不思議だ。君と一緒に過ごした日、クラスみんなと過ごした日を、私は忘れない。

進路とかこれからの人生とかを考えて悩んだり、もうどうすればいいのか分からず思わず泣いてしまったり、私なんてどうせ…と自分が嫌になることもあった。これもみんな思い出だ。

長いようで短かった学校生活も終わりを迎える。「もうみんなと会える日は少ないんだ。残りの日々を、大切に過ごさなきゃ。」
私はそう決意した。

君との懐かしい記憶を思い出した。
そういえば、君とは学校から一緒に帰るとき、川が通っている場所の近くでよくケンカをした。私は今でもよく覚えている。あの時は私もまだ幼かった。相手の気持ちをちゃんと考えることが出来ていなかった。私は、君を傷つけてしまっていたかもしれない。本当にごめんね。
そしてもう一つあった。君と一緒に出かけたり遊んだり、面白い動画や歌の練習のための動画をみたり、とても楽しかった。私たちの懐かしい思い出だ。

そして、いよいよ今日は卒業式。これまで一緒に過ごしてきた君とクラスメイトと別れると思うと、涙が出てきそうになる。それぞれ別の道に進んで離れていても、君とずっと友達でいたい。
「また会う日まで、それまで元気でいようね。」と私は君に言った。

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桜の舞う季節に

『桜の舞う季節に』の短かい小説(っていうのかな…)みたいなものを書いてみました。

※お話の内容で変なところがたくさんあるかもしれません。

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投稿日:2020/02/10 19:20:35

文字数:785文字

カテゴリ:小説

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