メイコ「みんな、明けましておめでとう~♪」
一同「おめでと~♪」

1月1日。そう、お正月だ。
ボカロたちはおせちなどを並べ、着物に身を包んだ姿で机を囲んでいた。

ミク「あの、ますたー…それ、机じゃなくてテーブルでは?」

う、うるさいなぁ、間違えただけじゃないか(;¬ω¬)

メイコ「今年もよい年になることを祈って!かんぱ~い!」

メイコ姉さん、それなんか飲み会のノリじゃないですか?って言いたくなったがあえて合わせておいた。

マスター「かんぱ~い♪」
ミク「今年もよろしくお願いしますね、マスター♪」
マスター「こちらこそ♪」

あぁ、やっぱりミクの笑顔が一番だなぁと思いながら新年のあいさつを交わす。

レン「あけましておめでとう!今年もよろしくな!マスター!」
マスター「あぁ、よろしくな、レン」

今日はレンも元気そうだ。なによりである。

レン「俺がいつもは元気じゃないみたいな言い方やめろよ(´・ω・`)」

あぁ、すまんすまんってなんでみんなこのナレーションまで聞こえているんだ?
まあ…今は気にしないでおこう。

カイト「明けましておめでとう!今年もアイスをよろしくね!」
マスター「帰れ」
カイト「ひ、ひどい(´;ω;)」

今年もアイスをおごれと言っているようなものじゃないか…さすがバカイト。

メイコ「今年もよろしくね、マスター!はい、お年玉よ♪」
マスター「うん、よろしくね♪うぉ、ありがとう!」

メイコ姉からお年玉袋を受け取る。金額はいったい何円だろうか(*´ω`*)

ルカ「ふぁぁ…すっかり寝坊しちゃったわ…みんな明けましておめでとう…」
メイコ「あら、おはようルカ。あなたが寝坊なんて珍しいわね?」
ルカ「二度寝しちゃって…」

ルカが寝ぼけまなこでリビングへ入ってきた。
寝癖だらけのルカ姉は普段の大人びた印象からのギャップかなんだかかわいらしく見えた。

メイコ「そういえばまだリンちゃんが来てないわね…レン君、リンちゃんは?」
レン「リンか?まだ部屋で寝てたような気がするぞ」
メイコ「あの子もお寝坊さんね…w」

そんなわけでお寝坊リンちゃんを除いた全員でおせち料理にありつく。
非常に豪華な色取りのおせちに舌鼓をうっていると、リンがようやく起きてきた。

リン「おはよ~…ってなんでみんな私ほったらかしでおせち食べてんのよ!」

ルカと同じく寝癖だらけの頭を気にしながら怒る。

レン「だってお前何回起こしても『あと5分…あと5分だけ…』って言って起きないんだから放っておくしかないだろ?」
リン「そ、そんなこと言った?」
レン「うわぁ、記憶にないとかどんだけ夢うつつ状態だったんだよw」
リン「う、うるさいわね、あとで覚えておきなさい!」
レン「羽つきかなんかで勝負って言い出すんだろw」
リン「なんでばれてんのよ!(・ω・;)」
レン「図星かよw毎年同じ展開になっているからさすがにわかるよw」

マスター「…相変わらずの仲がいいな、この二人は。」
ミク「あはは、そうですねぇw」
メイコ「ふふ、見てる側も楽しいわね」

そして、全員はおせちを食べ終え、お正月気分のまま遊んだりおしゃべりを始めた。

リン「レン、覚悟しなさい、今年こそは羽子板圧勝してやるんだから!」
レン「やれるものならやってみな!ww」
リン「ムキー!その余裕ごと吹き飛ばしてあげるんだから!」

カイト「じゃあ勝ったほうが僕と対戦ね!」
リン「Σえっ!?」
カイト「な、なんだよその反応は(;ω;`)」
リン「カイ兄と…?」
レン「ほらどうした、やるんじゃないのか?w」
リン「う、うるさーい!はじめるよ!あんたの負け戦を!><」

メイコ「カイトも気の毒ねぇ」
カイト「めーちゃん!?どどど、どういう意味なんだいそれは!?」
メイコ「人間、知らないほうが幸せってことがあるのよ」
カイト「なんだよそれ!?(´;ω;`)」

ミク「私たちはここからゆっくり観戦させてもらいましょ♪」
マスター「そうだなw」

ミクと僕はこたつでぬくぬくとしながらその様子を見守っていた。


~~30分後

リン「思い知ったか!」
レン「ま…参りました…ちくしょう…(;ω;`)」

なんとリンが羽根つきで特攻作戦を行ったことによりレンはほとんど返すことができず、顔がほぼ真っ黒に。
てか羽根つきって続けることが主な目的だったはずだよな?

カイト「……」

カイトは唖然としている。調子に乗って挑戦を挑んだことを今更後悔しているようだ。

リン「さぁ、カイ兄もやるよ!」
カイト「いや、あの、羽根つきは続けることに意味があって…」
リン「つべこべ言わない!自分からやるって言ったんでしょ!」
カイト「は、はい、すみません(;ω;`)」

この後、カイトの顔に羽をほとんど当てられたあげくに真っ黒にされたのであった…お疲れ様です。

メイコ「さ、お片付けの時間よ、みんな協力して!」
ミク「はぁ~い♪」
リン「了解!(`・ω・´)ゞ」
レン「その前に顔洗いたい…(´・ω・`)」
リン「駄目よ、その顔を写真に撮るまでは洗っちゃダメだからね」

カイト「僕も顔洗いたい(´;ω;`)」
メイコ「今日のお風呂までそのままでいなさい」
カイト「そ、そんな~めーちゃんまでそんなこと言うなよ~(;ω;`)」

そして、僕たちのお正月はにぎやかに終わったのであった。
カイトは終日真っ黒な顔でみんなに「青イカ」と呼ばれて遊ばれていた。

カイト「そんなオチでおわらないでくれ~(;ω;`)」
マスター「おいしいネタありがとうございました」
カイト「ひ、ひどい…みんなひどいよ~!!(;ω;`)」



~ボカロたちのお正月・終~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ボカロ日記(お正月)

お久しぶりです。

お正月はミク達も楽しくまったり過ごしているようです。

閲覧数:217

投稿日:2012/01/01 19:05:45

文字数:2,368文字

カテゴリ:小説

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