夏と雨、そして私。

忘れてしまった 君の温もりも
握ってたはずの手の感触を
色褪せた写真に手を伸ばし
消えかけた思い出に縋る日々

夕暮れ時空を見上げる横顔
突然のさよならに耳を塞ぐ
「声が出ないよ」「震えてしまうよ」
喉に詰まった言葉はもう届かない

私は夏に恋をしていた
君との日々を愛していた
止まってしまった時間は錆び付いて
綻び心崩れてゆく

街に行けばまた君に会えるかな
君がくれたもの捨てられないよ
この想いだって捨てられないよ
まだ私はここにいるのにな

君と行くはずだった花火だってさ
あの時話した事も全部
私だけ天気予報は雨
家から出られないよ私はもう

君に(きみに)好きって伝えられたなら
時が(ときが)ただ過ぎてゆく
君の面影が脳裏に焼き付く
そばに居てくれるだけでいいのに

私の夏に君がいなくなっても
ずっとあの頃に置き去りのまんまで
ただ時だけが過ぎていくだけで
あの時好きって伝えてたら

私は夏が嫌いになって
君との日々を忘れたくて
息ができないくらい土砂降りで
濡れた服握りしめて立ち尽くして
君の横顔が今もチラついてさ
頭の中は今も君だけなの
君に出会わなければ良かったなんてね
私はそんな夏が嫌いだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏と雨、そして私。

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投稿日:2023/10/12 04:08:42

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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