月をなぞる指先
薄明かり爪に映して
私の声 今夜も
上すべり 揺られてる

溺れちゃえよ、って グラスの深さじゃ
少しも沈めないわ

きれいなだけの時間
ただ甘いだけのsling
重さのない夜更けを
引き寄せる糸もない

勝手なささやきくれても 私は
甘くも 眠くもない

人の波に放られ漂う つくりものだらけの夜を
あいさつ代わりのときめき たやすさに飽きて
流されてくのに疲れたの 静かな景色を見たいわ
つなぎ止めて私を はじく明かりをたどり
引き寄せて 波のないほうへ


灼けた喉を潤す
甘いfizzで また渇いて
大人だけが忘れた
やさしい水のかおり

ルーティンの道化 月だけが夜を
見下ろして あきれてる

無垢なふりをさせてよ
踊るより 何か話して
誘惑(まやかし)より 今夜は
あやされて 眠りたい

縫いとめられてる体 置き去りに
心が流されてく

なんにも怖くなくて怖いの つくりものだらけの夜も
あふれる甘さと色彩(いろあい) 酔い痴れて目眩
流されてく私を止めて 静かに月を見ていたい

色の渦巻く夜に投げ出されて
夜空の下ひしめく 寂しさの群れ 闇を薄める
街を泳ぐふりで流されてるだけの
まるで私はLure 沈めなくて 誰か教えて
夜の深さ 沈む 安らかさ

遠い国のお伽の
あどけない恋をきかせて
ソーダの泡みたいに
淡く 甘く はじけてく

〔よみがな表記〕

1.
A.
つきをなぞる/ゆびさき
うすあかりつめに/うつして
わたしのこえ/こんやも
うわすべりゆられてる

B.
おぼれちゃえよって/グラスのふかさじゃ/すこしもしずめないわ

A.
きれいなだけ(/)のじかん
ただあまいだけの/スリング
おもさのない/よふけを
ひきよせるいともない

B.
かってなささやき/くれてもわたしは/あまくもねむくもない

C.
ひとのなみにほうられただよう/つくりものだらけのよるを
あいさつがわりのときめき/たやすさにあきて
ながされてくのにつかれたの/しずかなけしきをみたいわ
つなぎとめてわたしを/はじくあかりをたどり
ひきよせてなみのないほうへ

2.
A.
やけたのどを/うるおす
あまいフィズでまた/かわいて
おとなだけが/わすれた
やさしいみずのかおり

B.
ルーティンのどうけ/つきだけがよるを/みおろしてあきれてる

A.
むくなふりを/させてよ
おどるよりなにか/はなして
まやかしより/こんやは
あやされてねむりたい

B.
ぬいとめられてる/からだおきざりに/こころがながされてく

C'.
なにもこわくなくてこわいの/つくりものだらけのよるも
あふれるあまさといろあい/よいしれてめまい
ながされてくわたしをとめて/しずかにつきをみていたい

D.
いろのうずまく/よるになげだされて
よぞらのしたひしめく/さみしさのむれ/やみをうすめる
まちをおよぐふりで/ながされてるだけの
まるでわたしはルアー/しずめなくて/だれかおしえて
よるのふかさしずむ/やすらかさ

A'.
とおいくにの/おとぎの
あどけないこいを/きかせて
ソーダのあわ/みたいに
あわくあまくはじけてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月のLure

※作曲家様のご利用お待ちしてます!


こんなん書いてるけど、外でほとんど酒飲まないw

閲覧数:287

投稿日:2024/02/22 15:04:18

文字数:1,316文字

カテゴリ:歌詞

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