うざったい人ごみの中 隙間から見えた
ビルのガラスに目をやる 嗚呼、死んだ魚のようだ

何のために 自分 生きているのか おしえて
生きる意味をだれかちょうだい ちょうだい

“いつも人に答え求めてばっかで 自分じゃなにもしない
 メビウスの輪の思考 抜け出せずにいるね
 いつでも他人まかせ

 だれか救ってお願いだなんて ただの独りよがり
 わかっているはずだろう わかりたくないだけ?”
ガラスの向こう側の 死んだ目のやつが 囁いた


どれだけ見つめてただろう ふと携帯が鳴った
また迷惑メールかよ アドレス変えようかな

早足でそこから抜け出すけれど なんだか
今までのままの自分じゃいられない そんな気がした

でも変わることが怖くて 何にもできない
メビウスの輪の日々 抜け出せずにいるよ いつまでも弱虫さ

“知らないふりもそろそろ諦めたらどうなんだい?
 もう理解できただろ だれも助けちゃくれない”
暗くなった画面に 映る死んだ目のやつ 囁いた


いつでもそうだった 人に優しくしないくせにさ
人には優しさを期待して 勝手に失望してばっかり

そんな自分を嫌っているのに 自分に甘かった
メビウスの輪を解くループなんてもうしない


ビルのガラスの向こうに 澄んだ目の僕が 微笑んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メビウス・ループ(仮)

メビウスの帯(メビウスのおび、Möbius strip, Möbius band)、またはメビウスの輪(メビウスのわ、Möbius loop)は、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形(曲面)である。メービウスの帯ともいう。 Wikipediaより引用

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投稿日:2012/09/25 03:06:51

文字数:554文字

カテゴリ:歌詞

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