終末より

「やがて人類は滅亡しました」と
そんなエピローグが
きっと読まれたあとなんだろう

もう街は僕1人
みんな起きてこないんだ
全て僕のものだ
星が綺麗だ

本当の自由だ
何も縛るものは無い
勉強にバイトに
煩わしい人付き合い
これからは誰にも
気を使わず生きるんだ
楽しみだなあ
さあ何をしようかな

とりあえずまずは
旅支度しようか
免許は持ってないけど
車で行ってみようか

相棒が欲しいとこだな
ネコとか可愛かもな
でも別れが辛そうだからやめとくか

誰も知ることのない
旅を始めようか
目的地はどこ?
そんなの未定だよ
あれエンジンかかんないな
誰か教えてくれ
誰もいないんだった
どっかで勉強しなきゃな

どこに行ってみても
ほんとはとても寂しいんだ
どれだけ強がってても
なにも意味がないだろ
なにも楽しくないだろ

君との日々の欠片を見つける度に
どうにも僕は途端に弱くなってしまうんだ
君は言った僕に
「生きて」と「幸せになって」と
ごめんね
約束はもう守れそうにないや

最後に
歌でも歌おうか
さよならの意味を込めて
ステージはどこ?
あの1番高いとこ!

空の向こうへ届けて
見つけてくれるかな
繰り上げ世界一の
ちっぽけな歌を聴いて

もうすぐそっちに行くよ
お土産話たくさん持って
また2人で笑い合えると信じてね

君は怒ってるかな
それでも許してくれるかな
そんなことを考えながら
跳ぶんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

終末より

閲覧数:538

投稿日:2020/04/10 19:53:16

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

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