春をただ待っている
愛されたいと願う僕ら
夜をただ待っている
居場所が欲しかった僕ら
花を詠む 月を食む
音は朝日を誘う
茜さす 昼は疎む
名前も知らない僕ら
何も見えない夜道で 消えたいだけと叫んで
醜い想いで繋がった僕ら
何も持たないなんてさ 一人になりたいなんてさ
馬鹿げた呪いで息続ける僕ら
少し早すぎたみたいだ
強くなれなかったみたいだ
空をただ描いている
光を壊された僕ら
線を一つ描いている
音に想いを委ねた僕ら
花はふる 色あせる
白は闇夜が埋めた
一度愛した 手を離せない
顔も知らない僕ら
遠くかすかな灰色 抱きしめたまま叫んで
分かり合ってしまった僕ら
虚しく生きていくのだ 自分が邪魔なのだ
ただ前へ歩けなかった僕ら
ひどく膨らんだ頭が痛い
壊れそうな光が痛い
無様で醜い僕は狂ってしまった
変わってしまっただなんて おかしいだなんて
あなたもそうだろう 息をするだけ
そんな糸を切りたくているんだろう
何もいらない いずれ消え失せる
なのに なのに 消えたい僕は
未来を詠む 夜に集う
光も迷う夜の街で 消えたいだけと叫んで
醜い空に身を寄せ合った僕ら
全て壊した夜でも 一人じゃないこと
生きていたいと思えたこと
これは呪いだ 馬鹿げたエゴだ
僕らなりの生き方だ 誰にも邪魔させない
夜を征く僕らは 一度壊れた僕らは
彷徨う痛みも受け止められるから
朝を迎えに行こう
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