雑居とした教室に
今日もあんたの喉が痛む
愛に血塗られ息をして
僕は隠れて呟くんだ
「先生、貴方は愛すべきヒト」


もうそれは桜が地に落ちる頃
始まっていたのかもしれない
またもやつい最近だったのか
わからないほど音もなく

そう少し煩く光った青春が
貴方を嫌ってしまったように

雑居とした教室で
今日もあんたはフェアじゃない
嫌悪に塗れた水の底
僕はこっそり蹴り上げる
「先生、貴方は愛すべきヒト」


あゝじやうにあふるるこの空が
ドロリと喉を走ってく
息が出来ないと足掻くのは
何故だか僕だけのようだ

そう貴方が僕らを愛する為に
貴方は貴方を愛するように

雑居とした教室は
今日も誰もが知らんぷり
助けを求める心臓が
僕に隠れて叫ぶんだ
「先生、貴方は!!」


きっと貴方を愛せる程僕は
そんなに上手く出来てない
愛すべき物を愛せないこの僕は
きっと誰よりも劣等生


雑居とした教室に
今日もあんたの喉が痛む
愛に溢れたこの世界で
僕は一人、目を閉じた
「先生、貴方は愛すべきヒト」

愛せないヒト

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

優等生諸君に捧ぐ

赤の他人に愛を強いても
その愛は平等じゃない
なんて窮屈な場所で僕は愛されたのだろう
S ABS ABS C S

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投稿日:2013/08/18 21:48:35

文字数:458文字

カテゴリ:歌詞

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