「一ツ目」ざわめいた
どこかの髑髏の盆踊り
「二ツ目」春めいた
白黒翼の合唱団
「三ツ目」秋めいた
すっかり君も赤く染まり
「四ツ目」よろめいた
僕はそれを見て高笑い
真っ黒な手帳 君と僕の相合傘
狐が叫ぶ 「そこに行っちゃいけないよ」
狸が叫ぶ 「あの子と同じになっちゃうよ」
厭、嫌、厭、嫌 、来ないでくれよ
砂糖と飴の甘い蜜に 君も誘われ惑わされ
ちょっとの罰でも許されない 僕らはそういう馬鹿なのさ
峠を抜けて罪の道を 僕も誘われ惑わされ
ちょっとの行為も許されない 僕らはそういう価値なのさ
嗚呼、嗚呼、嗚呼
「五ツ目」夏めいた
春夏秋冬死の祭り
「六ツ目」揺らめいた
動物達の檻の遊び
「七ツ目」冬めいた
すっかり僕も赤く染まり
「八ツ目」謎めいた
九ツ十ツと数えられ
真っ白な手帳 君と僕の赤い名前
兎が叫ぶ「僕には止められないや」
烏が叫ぶ「君の好きにしたらいい」
厭、嫌、厭、嫌 、見つけてあげる
砂糖と飴の甘い夢に君も落とされ訝しみ
ちょっとの希望も許されない 僕らはそういう阿保なのさ
茂みを抜けて毒の道を 僕も落とされ訝しみ
ちょっとの時間も許されない 僕らはそういう意味なのさ
嗚呼、嗚呼、嗚呼
夜の物語は 糸のように細く途切れて
月に誓ったのは 誰のためで誰の願いか
稚拙な未来は 世界の狭間
灯の向こうは どちらの物で
思い出せないや 残ってもないや
静かに眠るだけだから 「此処へおいで」って
砂糖と飴の甘い蜜に 君も誘われ惑わされ
ちょっとの罰でも許されない 僕らはそういう馬鹿なのさ
峠を抜けて罪の道を 僕も誘われ惑わされ
ちょっとの行為も許されない 僕らはそういう価値なのさ
嗚呼、嗚呼、嗚呼、嗚呼
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