ジリリリリリリリリリリリ
目覚ましが鳴り響く4月10日の朝
妙に嫌な予感がしてた。
「姉ちゃん!!!」
弟、聖也の声で跳ね起きた 時計を見ると
「ぎゃあああああ!!遅刻!!!」
「姉ちゃん朝ごはん!!」
「いいよそんなのー!!」
「それ中学の制服着てるだろー!!」
「え。 だあああああ!そうだった!」
私、桐乃鈴奈。今日から正式に高校生になりました!
入学式でも中学の制服着ちゃって聖也に殴られたんだよなー。。。
それを忘れるなんてドジ!!
「高校ブレザーだろ?手間かかるから急いで着ろよー」モグモグ
「何のん気に朝ごはん食べてんのよ!!」
「朝ごはんぐらいゆっくり食べさせてくれよ!」モグモグ
「やっと準備できた!いってきまーす!」
ガチャッ バタン ドアの開閉音
「あ。」
ガチャ バタン
もう一回家に入ると聖也が私のカバンを持ってた。
あーははー 私ってやつは・・・。
「ごめん!聖也!改めて行ってきます!!」
「いってらっしゃーい」
ただいまの時刻 7:48
死ぬほど走って走って走り抜いた結果遅刻は免れたんだけど・・・
「あ!太陽との約束忘れちゃった!!」
太陽、それは私の彼氏で本当にかっこいいんだ!少し不良だけどね(笑)
今日は一緒に登校するって約束してたのに・・・
ため息をつきながらもクラスの表を見てびっくり!
誰も知り合いがいないんだもん
太陽はC組 ほかの友達はバラバラになってるし・・・
落ち込んで教室に入ると
「おう!桐乃!同じクラスかよ!」
「・・・」
「え?まさか忘れたのかよ!!」
「あぁすいません覚えてませんだからさよなら」
「お、ちょちょちょちょww 誰かさえもきかねえのかよ!無愛想になったなぁ」
「どなたですか?」
「ほら、小学校一緒だった崎本だよ!さ・き・も・と!」
「あー さきもっちゃん!!おひさー」
崎本 そいつは本当にオタクで根暗だった。
私がいたおかげで明るくなったんだけどね ドヤァ
「じゃ、私席着くわ」
「おぉ じゃね」
隣の席の人を見るとグースカグースカ寝てた。
それを見て何故かうざくなった私は学校の案内図で頭をビシビシ叩いた
すると
「超うざいんですけど」ボソッ
はぁ!?起こしてあげたのに何その言い方! とは言わずに
「ごめんなさい(;_;)でも起きないとやばいよ?」
「ッチ。いいんだよ 俺は推薦入学だし その分ひいきされてんの」
「てかお前誰?」
「人に名前を聞くときは自分から名乗るべきでしょ?」
「(´Д`)ハァ… 星田瑠生です あんたは?」
「桐乃鈴奈。鈴奈って呼んで!!」
「嫌。」
「(#・∀・)ムカッ!!」
ガラガラガラ
「はーい僕は君たちの担任 松崎って言います!社会担当です よろしく」
瑠「うわー黒いなぁ」
鈴「どこで焼いてきたんだろう・・・」
「wwwwwww」
松「こらーそこ!イチャイチャするなぁ!!」
「はぁ!?イチャイチャなんてしてねえよ!!」
生徒A「お似合いだぞー!!」
生徒B「付き合っちゃえよー!!」
「お前ら黙れやああああああああ!!」
━…━…━…━…━休み時間…━…━…━…━…━
崎本「鈴奈ー」
鈴奈「何?」
崎本「お前さぁ 星田の事好きなの?」
鈴奈「 」
崎本「ん?何て?」
鈴奈「死ね」
崎本「!?」
鈴奈「私は・・・」
崎本「良かったァ・・・好きじゃないんだな じゃあ言うよ?」
鈴奈「何を?・・・キャッ!!」
崎本がいきなり私の肩を押して壁に押し付けた
鈴奈「痛っ!!何??」
崎本「お前・・・マジ天然だなw」
鈴奈「はぁ??」
崎本「ここまでして何しようとか考えられないのか?」
鈴奈「はぁ?」
崎本「だーかーらー お前が好きだって言ってんだよ!!」
鈴奈「 」
崎本「ずっと前から好きで!コクろうと思ったら転校するって知って!」
鈴奈「//// いやでも、」
崎本「振られるのはわかってる!気持ちだけ受け取ってくれればそれでいいから」
鈴奈「あ、ちょ待って!」
崎本「じゃぁな!!」
「好きだ。」その一言は気持ちを大きく揺さぶる言葉。
たとえ好きでも嫌いでも。
太陽「鈴奈ぁぁぁああぁぁ」
鈴奈「うわ゛あああ!!!」
太陽「お前まさかOKするつもりじゃないだろうなぁ」
鈴奈「んなわけないでしょ!!」
太陽「ふ~ん(。-∀-)ニヤ」
鈴奈「ッツ・・///なんだよ!!」
太陽「いや、かわいいなぁってw」
鈴奈「//// ふざけんな!殺すぞ!バカッ・・・」
太陽「( ´,_ゝ`)プッ」
教室
崎本「うわあああああああああああんん!!!」 ガラガラガラ
瑠 「どうした!!」
崎本「告ったよぉー」
瑠 「おぉ!で、どうだった?」
崎本「フラれた・・・」
瑠 「・・・まぁ 頑張れ」
崎本「うわあああああああんhgfsでrgえdfty!!」
瑠 「落ち着けw」
瑠 『これは狙いやすいな・・・ 桐乃鈴奈 俺の女にしてやる』
好きだ。って言えなくて #1 出会い
四角関係の恋愛小説です
ぜひ読んでください
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