イテテ、イテ
いたいいたいいたいよやめて下さーい
【気まぐれ小説・に】
「ちょっ、いたいよいたいっていつまで引っ張るのー」
「てか俺のだろうが!返せよ!」
いやですー絶対返してやるもんかと粘ってたら首締め状態に突入してしまった。
「あーうーく、苦しい、って首締まってるから!」
「いつまでも返さねぇからだろ。」
「うーうーあーしぬしぬしぬ新聞に乗っちゃう下校途中の女子高生自宅前で絞殺!犯人は同級生か!?って」
「つかもう何もやってねーだろコラ」
…確かに、
群青色からアイツの手は離れていた。
じゃあ、
(じゃあ何でまだ苦しいんですかーあーあー)
「分かったよ今日んとこは貸してやるから。」
だからもう早く家入れと吐き出した息は冷えた空気で白く濁って消えた。
「サンキュ。ありがたく頂いとく」
「やっぱ返せ。今返せ。」
こんな馬鹿なやりとりしてる内に何だかちょっと(いや実はかなり)体冷えたかもとか思いながらあたしの首に巻かれた物に手をやる。
「…なぁ」
「ん?」
いぶかしげにあたしの顔を見てたと思ったらアイツはあたしの首に手を伸ばしてきた。
(お、まじで首締められるかも)
「冷た!」
「…!!」
「馬鹿じゃねぇのお前風邪引くぞ」
いきなし(もうホントいきなし)手とか握ってくるから(性格には触れただけだけど!)(加筆修正)ドキッとか胸高鳴らせちゃったけどあーそーだ馬鹿は風邪引かねぇわなとか言ってきたのでその憎いお口をおもいきりつねってやった。
「痛てててて!マジでつねってんじゃんマジでつねってんじゃん!!」
「うるさいよ」
※おとめを分かれよおとめを。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想