太陽が巡り続ける 雲が泳ぎ続ける 人が動き続ける そんな夏の普通の話

暑さで倒れそうな僕を 君は外で呼んでいる
飲みかけのお茶を置いて 君の元へ向かった
海を目指してはしゃぐ君に 僕は少し嬉しくなる

蝉の声 波の音 耳に入って抜けていく

君は僕を引っ張って 砂浜を走り回る
その先には何も無いのに でも
その綺麗な笑顔につられて 僕は笑い返す
僕らの夏は今始まった

*歌詞ではありません
「そういえば君は予定とかないの?」
「僕に予定なんてないよ」
「そうだね。ねぇ、私には聞かないの?」
「…君は意地悪だなぁ」

星の群れを見ている僕を 君はまた呼んでいる
描きかけの絵を直して 君の元へ向かった
浴衣を着て微笑む君に 僕は何故か悲しくなる

打ち上がる 夜の花 全て弾けて消えていく

僕は君の泣きそうな 横顔を見つめていた
理由なんて分かってるのに
そして震える君の体を 優しく抱きしめた
君の夏はまだ終わらせない

*歌詞ではありません
「今日は何をしようか」

夏の暑さなど気にもせず
君と遊んだこの日々にも
終わりが来ることくらい 僕も分かってんだ
君がいつか消えること 僕は知ってるんだよ

「お別れの…時間だね……」

そして消えそうな君は 笑顔のままそう言った
涙を流して泣きながら だから
僕は消えてく君の体を ひしと抱きしめた
終わらせたくない離れたくない 離れたくない!
いなくなる君にせめて 忘れられない最期を
僕は笑う君にキスをして 笑顔で君に言う
「好きだから」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • オリジナルライセンス

キミノナツ【曲募集中】

夏が終わりそうなんでこんなものを作ってみました。ネタバレすると女の子は幽霊ですね。この歌詞はちょっと誰か曲にして欲しいという密かな想いがあったり。
「*歌詞ではありません」ってとこはちょっとストーリー感を出したかったのでつけました。

閲覧数:87

投稿日:2018/08/18 22:46:42

文字数:651文字

カテゴリ:歌詞

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