「学食ってこんなだったんだ・・・。」
私はクロワッサンを食べながら言う。
「そういや、昨日は学食に行かなかったな。」
卯月さんはそう言ってから座る。じゃんけんで負けて全員分の水をもらってきたのである。
「確率や統計から言うと結構勝ち目があるはずなのだが・・・。」
そういいながら自分の手を見る。
「キズナもいい加減悔しがるのやめなよ。」
レンはそう言うと食後のバナナを食べた。
「レン。私のみかんとってくれた?」
「見て分かんないのか?取ってねぇよ。」
「うわっ、レンってそんな人だったんだ。」
「な、レイン。お前!」
私はそれを見ながらもう一口クロワッサンを食べる。
「ニコフ。お前は食べなくていいのか?今日から部活なんだろう?」
「ああ。うん。レンって食べるの早いね。お腹壊すよ?」
「レンは帰ってから「お腹痛いよー。マスター直してー。」って言ってるからねー。」
「バッ、リン。ありもしねぇことを言うんじゃねぇ。」
リンはそういいながらミカンを剥く。
「そういえばニコフは部活何に入ったの?」
「バスケ部。リンはマネージャーでレンはレギュラーだってさ。それに興味もあったし・・・。」
ニコフってバスケなんかに興味があったんだ。
「その貧弱そうな体で出来るのか?」
「そうそう。ってちょっ!」
卯月さんが私の思ったことを言っていたので同意してしまった。
「失礼な!俺だってやる時はやるんだよ!」
あ、ニコフは案外本気らしい。
「ちなみに卯月さんは?」
「ちゃんと最後まで言え!」
「ちなみに卯月さんは何部に入ったの?」
「私は・・・。」
卯月さんは人に言うくせに自分には甘かったのだろうか?
「すまん。私は弓道部だ。期待を裏切ってすまないな。」
「なんだ。そういうことか。」
「レン。何期待してたの?」
卯月さんは弓道部か・・・。私はどうしようかな?
「ねぇリン。マネージャーって大変?」
「いいや。大変。」
「はっきりしろ。」
「まぁまぁ、キズナ。そんな風に言わなくてもいいじゃないか。」
「大変だよ。いろいろ仕事あるしね。もしかしてバスケ部はいりたいの?」
「大変じゃなかったらね。」
「ふーん。じゃあ、後一つ枠が空いてるから推薦してあげる。」
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
まさか、これが私の大戦争第一ラウンドになるとは思わなかった・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボーカロイドXX

学校編。一章ってとこですかね?

そろそろ一日目を終わらせないと・・・。

閲覧数:139

投稿日:2009/08/26 21:38:43

文字数:982文字

カテゴリ:小説

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  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    タイミング悪かったですね^^;
    とりあえず叱っておきました!

    レインさん、絵になるの楽しみです!

    2009/08/28 18:23:48

  • 多夢 Ω

    多夢 Ω

    ご意見・ご感想

    確かに・・・。

    すいません。今日は書けませんでした。
    あと、コラボのやつ、誰も答えてくれません。(泣)

    やっぱタイミング悪かったでしょうか?

    2009/08/27 21:29:17

  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    私も一日が短いのというか中途半端に長いのは苦手です
    いっそ、「次の日も~で終わった」みたいにあっさり飛ばした方が楽です

    2009/08/27 21:08:52

  • 多夢 Ω

    多夢 Ω

    ご意見・ご感想

    一日だけで全て終わらせる小説ならそのぐらいは・・・。
    実は短く書くのは大変な方で、これでも頑張って区切ってるんですよ。

    ちなみに次も一日目だと思います。

    2009/08/27 07:02:39

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