長い髪が揺れた
「僕もそのクラブに入れてよ」
トゥーシューズを履いてひらひら屋上で踊ろう
アイスキャンディーを舐めあった
淡い赤の色が恋だった
それだけできっと良かったんだ
彼女は言う
「多分ね」
もうさようならなんだ シーサイドガール
もう二度と会わないの
最後くらいキスをしよう
16gの甘い甘い恋をした
プラトニック・オン・サンデー
"水打ち際に立つ白い服の少女の写真"
「私、夏は嫌い」
「なんで?」
「多分ね。あの子は盲目だわ」
笑った顔が愛おしかった
1999年の夏に一輪の花が咲いた
観覧車は回って
ねぇ、愛してよ
なんでシーサイドガール
曖昧な返事してごまかすのもうやめてよ
ねぇ、怖いの
いつか全てが終わる事が
幸せなんてどこにもないの
「朝が来たら僕の絵を描いて欲しいな。絵にはならないけど。そのあとにさ、2人で包帯を持って海へ出かけよう」
「絶対ね」
もうさようならなんだシーサイドガール
もう二度と会わないの
最後くらいキスをしよう
16gの甘い甘い恋をした
「秘密にしてね。昨日の話」
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taku_k0910
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