明かりが滲み出るあさぼらけ
醒めた眼に映る広い世界
今日も何処かで泣き笑う君
探しみつけたら呼び合おう
昼間昇る白い月眺め
あれは幻だと微笑んだ
誰かの言葉を信じるなら
今宵真(まこと)の月を見よう
沈む陽を眺めてつらつらと
伝う頬の涙清らかに
染まる色は茜影法師
皆で輪になり帰ろうか
月の出汐(いでしお)に想いを馳せ
波に浮かべるのは蜃気楼
たとえ戻らなくてもいいから
夢を現(うつつ)にしてと願う
闇の静寂(しじま)は声響かせて
遥か彼方の誰かに届く
鳥が鎮めるため鳴くならば
そっと寄り添って眠ろうか
数多(あまた)彩りを魅せる空は
永久(とわ)に地球(ほし)のすべてを見守る
望む答えみつからなければ
天を仰いで探してみよう
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