花の香りが広がる草原
穏やかに風吹く私の素肌に
冷えた体震える姿に
後ろから不意に抱きしめるあなたがいる

眩しい春の陽射しに
包まれてほほ笑むあなたの横顔
はしゃぎ過ぎたね今日は帰りたくない
あなたの耳元でそっとつぶやく

今だけでもこの時間だけは長く続くように
二人だけの世界夢の中に居させてよ
今だけでもこの時間だけは楽しいおもいでだけに
涙は笑いながら夢の中に捨てましょう


こだまする港の汽笛は
激しく響く恋する心に
優しく包む背中に
感じるぬくもりで涙が溢れている

楽しい話に溶け込んで
悩んでいる事なんて忘れてしまう
あなたのさりげない仕草が
私の体に刻まれてゆく

今だけでもこの時間だけは長く続くように
二人だけの世界夢の中に居させてよ
今だけでもこの時間だけは楽しいおもいでだけに
涙は笑いながら夢の中に捨てましょう

青い空にかぜが運ぶ白いタンポポのように
あなたのいるところへ飛んで行きたい
夢の続きで再び会うことが許されるなら
ねえ、手を繋いで街を歩きましょう。

今だけでもこの時間だけは長く続くように
二人だけの世界夢の中に居させてよ
今だけでもこの時間だけは楽しいおもいでだけに
涙は笑いながら夢の中に捨てましょう