A
「月からやってきました」 そう言って住み着いた
蛞蝓がむしゃむしゃ キャベツを食べます
月には水も空気も 無いのじゃないのか
「はあ そんなもんでしょうか」 むしゃむしゃとぼけます
B
ポロポロ ポロポロ 雨が降ってる
0点の答案みたいに紫陽花が咲いてる
S
信じたわけじゃない 嘘でも別にいいや
騙されてやってるのさ 何がどうなるわけじゃない
湿ったまま揺らして 涙も認めないで
籠る殻さえも無くって 新聞で何を読んでる?
A
「地球って広いんですね」 ツノ出して見まわして
蛞蝓がむしゃむしゃ キャベツを食べます
地球を侵略しに 来たんじゃないのか
「一緒に住むのはどうです?」 人の心は狭いぜ
B
チクタク チクタク 月が降ってる
コーヒーの香りみたいなノスタルジー感じる
S
信じたわけじゃない 嘘でも別にいいや
戦う理由ないのに 他人の距離感保ってる
食べ物だって違うし 仲間も他にいないし
いつか塩まいてやるって 興味なさそうにしやがって
信じたわけじゃない 嘘でも別にいいや
「故郷の夢を見ました」って 嘘つけ キャベツでも食え
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