「どうしたの? えっと…やっぱりだめかな?」
そう言い少し悲しそうな顔をしたレン君を見て、私は急いで首を左右にぶんぶんと振り否定する。
「全然いいよ! どうぞ。」
レン君はぱあっと表情が明るくなり、にっこりと笑う。
その顔を見た瞬間、胸の奥がキュウと締め付けられる感覚がした。
気を取り直して、私は隣1個分ほど空けたところを手で払おうといたけれど、レン君はそれを制し、どっかりと私のすぐ隣に座る。
…近い。
私の右側とレン君の左側がくっついている。
目だけレン君の方を向いたまま動けず固まった私を見てレン君は”後で払ったら大丈夫”と、ニカっと笑いかけてくれる。
けれど違うことで気が気じゃない私は苦笑し、あまり考えないようにすることにした。
「そういえば、今日すごく幸せそうな顔をしていたけど、何かあった?」
レン君がそう切り出したのはお弁当を食べ始めて少したった頃。
朝学校に着いたら窓の外を見て幸せそうに笑う私をみて気になり、お昼休みに忙しなく動いたのを見かけてこっそりついてきたのだと、レン君は少し申し訳なさそうに告げる。
偶然会ったと思っていたので付いてきたことには少し驚いたけど、それよりも友達だけじゃくて普段あまり喋ることのなかったレン君にまで分かるほどだったことに驚き、少し恥ずかしい。
私は今朝の出来事を話し、後ろにぴょこっと顔を出している芽を指差す。
大したことじゃないなと思われるだろうけど、なんとなくレン君には言いたかった。
「あ~本当だ!どんな花が咲くのかな?楽しみだね。」
うぇrちゅいおp;@lkjhgfdさasdfgtyhujikol;puytasdfghj
そして朝とお昼休みと放課後、時間がある時はいつもここにきていることを話す。
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kurogaki
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