あまおと途絶えにじむオレンジ
水面は くもの無い空だけを映した
前髪をつたう落ちるひと雫
おれた傘と重たくなったカバン

とおくなった空に静けさは
ただ広く澄みわたり
しめった耳鳴りだけが
今もこだまする
つかの間のからっぽ


しだいに近づいた足音が
ひとりまたひとり列をなし
出来上がった不規則な行進に
のまれてく

灰色に沈んだ

溺れてしまうわ

ただ膝を抱いた

やがて過ぎ去るわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

mile

閲覧数:45

投稿日:2012/05/14 18:58:57

文字数:196文字

カテゴリ:歌詞

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