時々思い出すあの日のこと
君はずっと待っていてくれた
寒さと温もりが混じるこの場所で
僕をずっと待っていてくれた


「桜もそろそろ咲くね」「こっちではまだもう少し」
そんな短いやり取りだけで僕らは繋がっている

誰も知らない 君を知らない 僕を知らない ここでは
どうしようもなく 寒すぎて 君に逢いたくなる


春はまだ遠いままですか?君との距離は少しも近づかずに
春を待ち望むこの心にそっと舞い込む
風をただ、抱きしめて



時々夢に見るあの時のこと
君はまだ覚えているかな
1人しかいない駅のホーム
北風が笑い走り抜けた


「おめでとう、がんばってね」「ありがとう、がんばるよ」
祝福にまみれたやり取りだけが僕らの間を行きかう

行きたくない 離れたくない 一緒にいたい その言葉は
どうしようもなく 寒すぎた 風が奪い去って行った


春はまだ遠いままですか?君の好きな季節は近づかずに
春をあの場所に置き去りにして
僕はひとりただ泣いている


「これだけ寒ければ」「涙も凍るかな」
馬鹿げたことと ひとり呟く
隣は空白 誰もいない



春はまだ遠いままですか?ここはいつまでたっても寒いまま
春はいつか訪れますか?こんな場所でも……


春が、今近づいてきました 君が春風と共に
春が今僕の目の前まで 歩いて来ているから
その手を取って言うよ「ありがとう」

桜が、咲いた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

風が桜を

ベッタベタです。

春を待ち望んだ彼。
春を連れてきた彼女。

将来、彼はきっと尻に敷かれますね。


歌詞、若干変更しました。本当に若干(と、いうか一文字)なのですが。

閲覧数:105

投稿日:2012/06/29 17:28:24

文字数:607文字

カテゴリ:歌詞

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