戦火は広がる すべてを焦がす
 倒れるものに慈悲は無く
 立ち上がるものに制裁を
 不義を積み重ねた先 正義はあるの?

 戦火の中で奏でる歌は ひどく か細く 弱々しく
 けれど
 戦火の中に轟く声は
 強く決意に満ちていた
 
 少女は信じ歌いつづける
 少女は可憐に歌い続ける
 少女はただ歌い続ける
 戦士を鼓舞し勝利を与えるために

 少女は空に歌い続ける
 少女はけなげに歌い続ける
 少女はただら歌い続ける
 数々の死を一人見つめながら


 銃火が迫る 少女を穿つ
 邪魔するものに慈悲は無く
 すべてのものに平等を
 望まない登壇者に 罪はあるの? 

 歌を飲み込む戦の渦は 強く 雄々しく 咆哮し
 そして
 少女の胸を貫く槍は
 恐怖と憎悪に濡れていた

 少女は信じ歌いつづけた
 少女は可憐に歌い続けた
 少女はただ歌い続けた
 戦士を鼓舞し勝利を与えるために

 少女は虚’(そら)に歌い続けた
 少女はけなげに歌い続けた
 少女の声はもう消えていた
 数々の死に飲まれながら

 少女は信じ裏切られた
 少女は誰かに利用された
 少女の歌声はもう聞こえない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

消える声(初投稿)

初投稿です。 歌詞……なのか? 歌詞なんだ。うん。
愛だ恋だは苦手なので、ストーリー系の歌詞をこれからちょくちょく書いていければ、と思っています。なにとぞよろしくお願いします。

閲覧数:140

投稿日:2008/11/08 00:24:57

文字数:495文字

カテゴリ:歌詞

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