「リンてさ、可愛いよね」
唐突な言葉を理解するには少し時間が必要だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「何よ、いきなり」
「え?んーと・・・」
考えるんかい!
実の事を言うと、すごくビックリしたしすごく恥ずかしかった。けれども私はそんなことでは表情は変わらない。
「ねぇ、リン。キスしても良い?」
「殺すわよ?」
即答した。だってこのほうが面白いんだもん☆カーペットの上座る私に身を寄せてくるレン。あんまりひっつくなよな///てか今勉強中なんだけど。メガネかけてるの見えないのかしら?このクズは。
「・・・」
「・・・」
数分間たって、またレンが口を開く。
「リン~・・・口づk」
「死ねば?」
今度は良い終わらないうちに断ってやる。フッ。私を甘く見ないでよね。
「接吻・・・」
「殴る?」
どこからこんな言葉覚えてくるのか、うちの弟は面倒だわ・・・。
そんな事を考えていると、私のシャーペンの動きを止めるべく、レンが自分の手を私のその手に重ねてきた。
16歳になった二人はだんだん別のものになっていく。2年前までは私が勝っていた手のサイズも、今ではもうすっかりレンに越されてしまった。
大きな手が私の小さな手を包み込む。そしてレンは私の耳に息を吹きかける。
「っっっ!!???」
ビックリして、肩が変な動きをする。自分で自分がキモい。
「あはあー。リン、反応可愛い///」
いやいやいや!!お前が赤くなるところじゃねぇし!!!
「辞めてよ、もぅっ・・・」
言い終わるか否かのタイミングで唇を奪われてしまう。ここ最近ずっと我慢させてたせいだろう、かなり濃厚なキッスだ。
うあぁぁ~~~。こういうのは中学入ってからは毎日のようにあったけど、キスとか、正直今でもかなり緊張するし!!それなのにむこうは余裕をかましてて、なんとも腹立たしい事だっ!!この私が、レンに一本取られるなんて!!!←
「っは・・・はぁ」
ずいぶんと久しぶりというのもあって、息がかなり乱れた。というか酸素濃度がいつにもましてレンに吸い取られてしまった気がする・・・;
「苦しかった・・・?」
上目遣いとか///・・・ちょ、今の考えは限りなくレンに似てたような気がしたんだけど!!いやだああああああ!!←かなりヒドイネ☆
「ん・・・久しぶりだったから・・・ちょっと・・・・」
「そっか・・・・・・じゃあ、これはどう?」
ちょちょちょちょおおおおおお!!!なんで!?なんでそうなる!!??なぜに会話をはさんで連続キッス!!??今までこんなの無かったじゃない!!!ハズいし!!死ねよこら!!!
・・・なんて、言えるわけもなく。レンに操られるしか出来なかった。
「・・・・どう?」
「答える義務はない」
最近思うんだけどさ、私ってかなりのツンデレよね・・・はぁ・・・;;;
レンの左手が前のほうからお腹を伝って、私の右腰にきた。あうぉおお;;←
メガネもはずされる。まさかの展開よ、これは・・・。
そして私はまた唇を奪われる。本日3度目よ・・・?キスの間に、レンの左手が服の中に侵入してきた。
「んんッ!!??」
レンの手は冷たかったので、不意に変な声をだしてしまう。くそっ・・・・|||||自分が自分で恥ずかしい(;-;)
その手は私の腰とお腹をいったりきたりで撫でまわす。気持ち悪い。心底殴りたいけど、身体が動かない。
「リン・・・・」
途中、レンが名前を呼ぶ。何さ。KY。
「何さ、KY」←☆
「えぇ!!?俺KYなの!?どのへんが!?」
「もぉ~・・・説明するのめんどいし・・・」←つーかさせんな★
「ねぇ・・・リン・・・・・?」
「ん・・・・?」
「今夜、一緒に寝てもいい??」
我ながら馬鹿な弟だと思う。だけどそういうのだったら聞いてやらない事もない。とりあえず、聞くだけ聞いて、無理だったら拒絶するわ←★
「理由は?」
「俺の部屋寒いの」
「あ、そう」
「うん・・・」
「・・・・何も・・・・しない?」
少し上目遣いになる。べべべ別に、したいからしてるんじゃなくて!!身長差でそうなるのよ!!!仕方ないでしょう!!??
すると、レンは柔らかく微笑んだ。
「リンの言う通りにするよ?」
「なら・・・・・置いてやらない事も・・・無い・・・」
「あ、抱き枕にはさせてね」
「・・・なぜ??」
私は眉間にしわを寄せた。なんでわたしなんかが!!??いやよそんなの!!!!←
「俺、リンの等身大抱き枕持ってるんだー^^やっぱり本物の方がおちつくしー」
などと言って、レンは私を抱きしめる。
その時、私は今までに感じた事のない恐怖と、殺意が芽生えた。
そして、レンを生まれて初めてベッドの中で拒絶した。
END
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