犬持己卓の角/

僕はロッカーをみて
息を飲む、

“イツモノコト”のはずなのに咳がとまらなくなる

「グズ」とマジックで書かれた上履き、ボロボロにされた体操服

「…土屋」


と僕は咳き込みながら涙とともに熱を加えられてゆく喉から聞こえない声を振り絞った

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赤い蝶の界③---11/40


断頭台の狼はやがて闇に消える

さずけられた

ベクトムが操作されるまま

裏切りのテープでさ、口をふさがれてる

冗談なんだすんません、いつも君はそうで


霧へと溶けて逝く

閲覧数:66

投稿日:2013/03/15 14:51:49

文字数:129文字

カテゴリ:その他

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