無表情な通学路だ 午前八時三十分
もういいよ、ほっといてくれ。急ぐ意味もないし
法外 乗車率 東西線 朝の読書タイム
白い目 表紙で遮って 淡々と活字を追う
いてもいなくても、いいような人
あってもなくなっても、わかんないような曲
雰囲気あわせに精を出すけど
ヒグラシみたいに 凛々しく生きたい
でも、走って、泣いて、踊って、吐いて、
考えたって 変わらない!
また戻って、「待って、疲れた」っつって
いいわけ備えて 寝るのさ!
安っぽい太陽系モビール 特に 思い入れはないけど
10年以上前に飽きた あせた 恐竜図鑑
窮屈な 四角の隅っこ 想像、窓に手と景色
雑な折り目の 紙飛行機 倦怠 昼の睡魔
ふざけてるふりも まじめぶっていても 居心地悪いな
一人きりのほうが 風は気持ちいいが 楽しくもないな
面汚しだとか 恥さらしとか 明日のこととか つまらない嘘とか
なんか 面白くないことばっかだって
それ自分のせいだとわかっているのに
だれかのせいにしちゃうから もう 楽しそうにするなよ
あーもう!
虫かごの中だけで満足すんなって
もうさ、いつまでもぼくら そんな のん気じゃないよ
あおくささを糧に 僕ら行くのさ そうかい、それなら
ここから出よう
喜怒哀楽の薄れゆく今を 見てるだけじゃ何も変わらないんだ
駅前のヤンキー 怯える僕は 結局何も変えられないだろう
緑、光、影、瞬間と風と木洩れ陽サンクチュアリ
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想