僕は小さい頃
誰のことも疑わずに
他愛ない話で
色んな人と笑い合った

だけど意地悪な人は僕に
偽物の笑顔で笑いかける
僕は誰も信じられなくなって
心を閉ざしたんだ

僕はもう理解されない
されなくてもいい
これ以上大きな心の傷跡に
触れたりしないで

苦しまないように
偽りの自分を演じて
これからだってずっと
僕はこのまま一人で
生きてくんだ


こんな僕の事を
愛してくれてる人もいて
君は僕の側を
いつも一緒に歩いてくれた

ある日君は急に立ち止まって
「偽りの仮面を脱いで」と言う
君の思いを受け入れられずに
その場に立ち尽くした

本当は理解されたい
愛する君には
それでも君にさえ
この傷跡には触れて欲しくなくて

痛みに怯える僕の
震える右手を
強く握りしめて
君は僕のために
涙を流した


「苦しい時も
悲しい時も
側にいるから
だから貴方は
自分を封じ込めたりしないで」

君が紡ぎ出す言葉は
僕の内側を
温かく満たして
僕に自分と向き合う勇気をくれる

今なら傷跡に触れられても怖くない
僕はそう思えた
そして君の手を握り返したんだ

Ah
これからもずっと一緒に