不安定な足場を少しだけ進んでいる
けれども何処も彼処も爛れた理想郷
脳に空いた穴から流れた
貯めに貯めた純粋なメモリー

(先の見えない道進んで
亡霊はそれでも歩いている)

けれども何処も彼処も爛れた理想郷

伽藍堂な視界の中では
気づかないみたい
気づかないみたい

飲み込んだグロテスクが
肺の奥にこびりついて
息も絶え絶えに
廃れた街で何を思う?

腐りきって仕舞い込んだ
あの憧れも
屍になっても追い続けりゃいいんだろう

セオリーからはみ出た
プロトタイプが右へ左へ
フラついて 

(機能不全になってしまった
心は今も望んでいる)

その途端に崩れたドミノが
次から次へと

不可逆の上で綱渡りをして
揚げ足取りすらいない虚構で
きっと最後の最後の最後に
笑っていられるなら

どんな価値も喜びも
全て認めてあげるから

痛み止めの代わりに
言葉を綴れば
其れだけで誰かの救世主になれたんだ
モノクロの眼の奥に棲んでいる
どうしようもなくどうしようもなく
憧れたもの

飲み込んだグロテスクが
肺の奥にこびりついて
息も絶え絶えに
廃れた街で何を思う?

腐りきって仕舞い込んだ
あの憧れも
目を背けないで

生まれ落ちたドラマチックが
止め処ないほどに溢れ出して
息も絶え絶えに
廃れた街で何を思う?

穴が空いた眼の奥が
色で満たされて
今 今 今

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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虚目の心臓 (Lyrics)

閲覧数:472

投稿日:2023/11/10 21:48:58

文字数:583文字

カテゴリ:歌詞

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