緩やかな坂道を下っていく五感で
ずっと泣いていた僕は方角を間違えて
「その方向には何もありませんよ」
って声で振り向いた
許して 許しての音が弾けて
足元に散らばって 恐る恐るそれを拾う
案の定「生きたくない」って
聴こえてしまって こっちが泣きたいよ
抜け出せないならいっその事
笑顔に変えた感情で
メビウスの輪の中
消えない延長線上の僕のこの先も
全て誰の知るわけでも無いのなら
一人だろうが 二人だろうが
混ぜた朝焼けと夕焼けの色を何色と呼ぼうか
愛情も酷く涸れた喉の奥
出そうな所で苦しがってるのに
シチュエーションに縛られて
意味の無いところで言っちゃった
使い古した表現で それでも
とても美しい 僕の好きな言葉は
震えた声から 何時その意味を終えようか
正解は無いみたいだから
気の向くまま続けたい関係は
冷たい手を握れば温度も無いよと
祈りだろうか 語りだろうか
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