交差点の真ン中で 多角形の空をみる
煽られた風船 飛んでく ニヒリズム
壊れない日常 安楽椅子の上の猫
気儘な俺の歌 シラケてしまった
赤いパーカー

もうヨレヨレさ
迷い子な俺を代弁する
野良猫に生まれたかったな
苦労はあれど 自由な道を

ほら
何年経って 何年だってさ
愛しき 夕日の空に
川岸 猫が一匹
羨んじゃっているものさ

「死んじゃったって 君なんて」
突きつけられたその敵意は
尖がったナイフよりも
鋭い言葉だった

北風の気配に
パーカーに縮こまる
最近 冷え込むな
くしゃみがひとつ 飛んでった

虚勢のシニカルと
隠せぬ義理人情
まだ信じていたくって
不確かな合図を

例えば 雨降りの夜
ずぶ濡れ捨て猫が 「にゃあ」と鳴く
お前も俺も さみしいな
ひとりぼっちがふたつ 出会った

また
捨てられたって 蔑まれたって
どうなったって 失くさないぜ
その手のひらで そっと
抱きしめてみてごらん

ほうら だって 君だって
同じ(おんなじ)所で息してる
誰かが「嫌い」つったって
誰かは君を愛してるから

何年経って 何年だってさ
愛しき 夕日の空に
川岸 猫一匹
羨んじゃってみたりして

ほうら だって 君だって
同じ所で息をしてる
誰かが「嫌い」つったって
誰かに愛されて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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北風と猫(byあのりゃ)

閲覧数:244

投稿日:2013/01/12 09:12:45

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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