投稿作品30作品
もっと見る-
カセットテープ
-
肩重い
-
いつも一緒に歩いて いつも同じことしながら
いつでも僕は思ってた あなたがとても羨ましい
やりたいことやるだけの 勇気がとても持てなくて
いつの間にやら僕はただ あなたの後ろ
でもそっとあなたは消えたから すったもんだの大騒ぎ
ふっと見上げた空の向こう 円盤が揺れていた
きっとあいつがあの人を 遠い...春と円盤
-
春と円盤
-
もう何年前のことかなんて忘れてしまうぐらい前のことだけど
僕とあなたは出会って おそらくそれは一目惚れでした
ホームルームで自己紹介をして 名前を覚えて その夜呟いて
授業中でも頭の中はあなたで一杯で ずっとモヤモヤしていた
いつものあなたは 部活が忙しいから
授業が終わると飛び出してしまうはずなの...ミルクティー
-
ミルクティー
-
交差点の真ン中で 多角形の空をみる
煽られた風船 飛んでく ニヒリズム
壊れない日常 安楽椅子の上の猫
気儘な俺の歌 シラケてしまった
赤いパーカー
もうヨレヨレさ
迷い子な俺を代弁する
野良猫に生まれたかったな
苦労はあれど 自由な道を
ほら...北風と猫(byあのりゃ)
-
北風と猫
-
長めの昼休み コーラがぶ飲み
お菓子が切れたから コンビニ行くの
手紙が溜まってる 明日返そう
明日のあたしに任せたわ
お祭り土砂降りで みんな風邪ひき
気づけば午前2時 原付の音
湯船でメールして スマホ水没
かわいそうだったから洗ったの
あたし まだまだまだ
本気出すの早いから...モノグサガール(詞クレソン/だだ)
-
モノグサガール
-
泡沫恋慕歌
-
きっと私はいつでも独り そんなことは分かりきってるの
だからいつも空ばかり見てる 女の子が降ってくるかもよ
なんてね そんなこと あるわけないじゃない 馬鹿なの?
もしもね ほんとにね そんな素敵なことがあるとして
私というモブキャラに きっと神様は出番をくれない
キラキラって輝くのは いつも忌々し...嫌われモブ子
-
嫌われモブ子
-
そろそろ目を開けなよって変な声がして
まだ眠いからやめてよって僕は呟いた
とても蒸し暑くてすごく不快な汗をかいた
記憶の彼方に残ったあのときの白昼夢の様
窓からのぞいた一面の青が憎らしくて
雨戸でも閉めたら?ってひどく淡々と自問した
気づけばそう、2時間ほど僕は未来にいて
ほら何も変わるものはないだ...ハイパーセルフプレジャー
-
ハイパーセルフプレジャー
-
ある日「不幸が起きました」、と言わんばかりに世間は揺れて
だけど僕にとってみてそれは一過性にすぎないもの
「俺は偉い!」と叫んで急いでコンビニへと向かって
気だるそうに働く店員さんはそれ見て笑った
「君に会えて 僕は嬉しい」
ニヤリと笑った君のその目に映ってるものは…
「きっとこれは運命ね」なんて狂...アシンメトリー