ある日「不幸が起きました」、と言わんばかりに世間は揺れて
だけど僕にとってみてそれは一過性にすぎないもの
「俺は偉い!」と叫んで急いでコンビニへと向かって
気だるそうに働く店員さんはそれ見て笑った

「君に会えて 僕は嬉しい」
ニヤリと笑った君のその目に映ってるものは…

「きっとこれは運命ね」なんて狂ったように連呼して
触れ合う肌と体温で 言葉の裏の感情隠して
今日もお互い騙し合って支え合っていくこんな人の世は
なんて不思議な世界だろう

気づけばここ数日の間に『ヒロイン』は仕立てられて
突然物語の真ん中に来た彼女はきっと困惑
お近づきになろうとしたチャラい男が顔に泥を塗り
訳が分からず罵られ世間様にその頭を下げる

「お前が悪い 俺は悪くない」
そんな言葉は誰も言わなくても聞こえてきて…

「そんなに悪い話じゃない」なんて価値を勝手に決めつけて
そのくせ自分がやるのはすこし抵抗あるとかほざいて
今日もお互い騙し合って蹴り落としていくこんな人の世は
なんて醜い世界だろう

「きっとこの世の形はこう」なんておかしなヴィジョン押し付けて
「それまでああしてこうして」なんて腐った未来切り捨てて
「男は皆こうなのね」なんて悲劇の女を演じて
「愛しているのお前だけ」なんて純情無垢な子騙して

「(期待しない 期待しない 期待しない 期待しない)でも二人」
「(期待しない 期待しない 期待しない 期待しない)ずっと共に」
今日もお互い騙し合って支え合っていくこんな人の世は
なんて素敵な世界だろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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アシンメトリー

閲覧数:111

投稿日:2012/02/21 07:01:15

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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