おまじない / 初音ミク
とっておきのおまじないを掛けてあげるから
泡沫のような季節に僕を愛してよ
僕は悪い魔女になってしまった
窓越しの世界では物足りなくなって
飛び出した先で見つけた君の笑顔は
僕には向けられていなかった
とっておきのおまじないを掛けてあげるから
泡沫のような季節に僕を愛してよ
帳の上がる頃に解けてしまうけど
それまではずっと僕に微睡み溺れてて
僕は酷い魔女になってしまった
触れないように隠して眺めていたのに
抑えてた感情が芽を出して花を咲かせた
随分と醜い花だなぁ
とっておきのおまじないを掛けてあげたから
永久のような夜を二人で飾ってよ
形を失くす程に混ざり合っていく
偽りの体温 一つ余分な心の臓
枯れない花などないように
彼無い生活などないように
散らない花などないように
知らない振りなど出来ないように
君の居ないこの体温が
いつか平熱になりますように
とっておきのおまじないを掛けてあげるから
泡沫のような季節に僕を愛してよ
中身の欠けた言葉 棚に並べて
消えていかないように涙でそれを満たしていく
いつしか御呪いが自分の胸を締め付ける呪いになって
君を慕うこの想いも全部消えてしまうだろう
一葉の便箋に向かっていつかの僕へ言の葉を紡ぐ
春の薫る麗らかな晴天 僕は恋をした
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