あの日を知っていた私は
彩りのなくなった世界に
冷たい水だけを捧げながら
芽の出ない土に祈った
「どうか君が幸せでありますように」
(どこかで)ゆらめいた影に(ささやいた)明日が
そっと(そっと)流れては消えてゆく(それでも)
その中に(いつか)笑う君を
見つけられたなら良いと願う
二度と戻れないあの日は
記憶に凍りついた世界で
あたたかな火を待つこともなく
雨のない空に祈った
「どうか君は幸せに生きて」
(うたかたに)ゆれてる(波間に)寂しげに
小さく(ちいさく)光を放って消えてゆく(いつの日か)
どこかで(誰かに)出会ったあなたが
笑っていられたら良いと願いながら
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