寒椿捧げましょう
雲より高き国に 私の声に唄乗せて


月明かりに照らし出される
竹檻に隠された 小さな歌姫
虚ろな瞳で空見上げ 翳す指先掴めずに 今日も一人で泣きました

滲む月 揺れる夢国 朧月
落つる涙は 映すなかれぞ


雪蛍にさらけ出される
鳥籠に隠された 小さな雛鳥
歌声震わせ空見上げ 見えぬ月を憂いては 今日も一人で鳴きました

漆黒の 夜に抱かれる 夢枕
今宵求める かの地の記憶


寒椿咲きました
遠く低くに落とされた
私に咲いた 一輪華

寒椿捧げましょう
艶やかな朱を纏い
貴方を彩る 一輪華


唄にココロを 私にナミダを
アナタノタメノコノイノチ


寒椿咲きました
遠く低くに落とされた
私に咲いた 一輪華
貴方を朱に染め上げて
私もそこへ還ります

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

月唄

閲覧数:180

投稿日:2009/04/23 15:30:25

文字数:340文字

カテゴリ:歌詞

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