それは4月の日曜日 人でざわめくお昼の駅
駅のホームに滑り込む緑の電車
軽いステップで電車に乗り込み 適当な席に腰を下ろす
発車するのは10分後 ドキドキしながら発車時刻をじっと待つ
今日は約束の日曜日 年上の彼と知り合いとの待ち合わせ
駅の時計を見て「まだかな」とつぶやく
短いようで長いこの10分は いつになったら経つのかな?
電車アナウンスが発車時刻を継げる
「発車まで後3分です」
その声が知り合いに似ていて小さく笑う
右を見ると友達と話し合う男子学生
左を見るとメールを打ち込む女子高生
みんな知り合いに似ていて見てるだけでも楽しくなる
それと同時に鳴り響く発車ベル
一斉に閉まる自動ドア
「発車します」とさっきの声がして
ゆっくりと動き出す 緑の電車
私は電車に揺られながら景色を見渡す
そして私は思う
――今日は話すことがたくさんありそう
2人が待つ駅は3つ先
それまで私は今日の出来事を整理しよう
2人が待つ小さな駅
ホームで2人は待っていた
駅を出ると目的の店へと歩き出す
今日の出来事を話すと笑う2人
できたらこの時間が永遠に続いて欲しい
続いたらいいのにね
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