見直すほど代えの効いた 消したはずの言葉が
少し俯いたその隙に 消えない僕を映してた
手袋を無くした両手を迷いもせず握れる
君のような 白い息が 吐けたなら
僕のじゃなかったおはようも 長く悴んだ夢も
一人じゃ作れない温度で埋めよう
瞬間
取り合いになる足場も 退かなかった腰掛けも
酷く似た顔をしていた
冷めていく窓の景色を見るために
もう何人見捨てた?
この涙さえ なぁ 君のじゃないだろう
息を吸い 吐き出した 白い幻想世界
独り善がるこの声も 覆い隠してしまえ
伸びた先 折られゆく感覚も知らないで
愛される一つも知らない歩みで
跡を綴っている
どんな切ない真冬の音も どんな温い想いも
何処を 切り取って みてもまだ ハマらない
こんな
ただ素の息で埋めた被害届じゃ
誰も 僕も 選ばないや
積もり積もった重たさが
夕日でも溶かせないなら
この不安は何で溶かしてみせよう
嗚呼 全身まで伝った寒気は
君の弱さにまで縋っていた
自分だ
外れた雨
借りたままの
鞄の中のこの熱に
いずれ呑まれるだけなら
踏まれた花 花 吐き出して 泥濘む土の世界
開き直るこの音も 露わになってしまえ
限りある幸せも 涙も奪い合って
救いたい一つも機械越しの声で
傘を返している
ーひらがなー
みなおすほどかえのきいた けしたはずのことばが
すこしうつむいたそのすきに きえないぼくをうつしてた
てぶくろをなくしたりょうてを まよいもせずにぎれる
きみのような しろいいきが はけたなら
ぼくのじゃなかったおはようも ながくかじかんだゆめも
ひとりじゃつくれないおんどでうめよう
しゅんかん
とりあいになるあしばも どかなかったこしかけも
ひどくにたかおをしていた
ひえていくまどのけしきをみるために
もうなんにんみすてた?
このなみださえ なぁ きみのじゃないだろう
いきをすい はきだした しろいげんそうせかい
ひとりよがるこのこえも おおいかくしてしまえ
のびたさき おられゆくかんかくもしらないで
あいされる一つもしらないあゆみで
あとをつづっている
どんなせつないまふゆのねも どんなぬくいおもいも
どこを きりとって みてもまだ はまらない
こんな
ただすのいきでうめたひがいとどけじゃ
だれも ぼくも えらばないや
つもりつもったおもたさが
ゆうひでもとかせないなら
このふあんはなにでとかしてみせよう
ああ ぜんしんまでつたったさむけは
きみのよわさにまですがっていた
じぶんだ
はずれたあめ
かりたままの
かばんのなかのこのねつに
いずれのまれるだけなら
ふまれたはな はな はきだして ぬかるむつちのせかい
ひらきなおるこのおとも あらわになってしまえ
かぎりあるしあわせも なみだもうばいあって
すくいたいひとつもきかいごしのこえで
かさをかえしている
幻想世界
つくし様の歌詞募集への応募作品です。
(https://piapro.jp/t/cZ78)
メロ主張バージョンを歌詞完成後に聞いたのでズレが生じてしまいました。
出来るだけこのままにしたいですが、言って頂ければ歌詞と文字数合わせの修正も頑張ります。
テーマは特に考えず完成まで作ったので後ずけになってしまいますが、
一括りに「創作」でしょうか? あまりテーマに拘りはありません。
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